<10日の注目銘柄>=ローランド、冶金工、松風など

▽ローランド <7944>  21年12月期上期(21年1-6月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の321億円から414億円(前年同期比46.6%増)に、営業利益を20億円から63億円(同2.4倍)にそれぞれ増額。通期は売上高を684億円から788億円(前期比23.0%増)に、営業利益を75億円から108億円(同51.8%増)に引き上げている。新型コロナウイルス感染症拡大にともなう、主力のマレーシア工場や、他の協力工場の稼働率低下に備え、前期末に保有在庫水準を高めていたが、継続的な強い電子楽器需要を受け、第1四半期(21年1-3月)に想定以上の速さで在庫を消化し、重大な工場稼働率低下も発生しなかったことが主な要因。     ◆ ▽日本冶金工業 <5480>  21年3月期の連結業績は、売上高1124億8200万円(前期比17.5%減)、営業利益61億4500万円(同21.6%減)。2ケタの減収・減益ではあるが、営業利益は従来予想を4億4500万円超過し、22年3月期は売上高1240億円(前期比10.2%増)、営業利益93億円(同51.4%増)を計画。同時に、取得期間21年5月10-31日の予定で、上限2億5000万円、15万7000株(自己株式を除く発行済株式数の1.0%)の自社株買いを実施すると発表。株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが目的。     ◆ ▽松風 <7979>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の232億8700万円から246億8000万円(前期比5.5%減)に、営業利益を17億3300万円から23億円(同4.1%増)にそれぞれ引き上げ一転して増益を見込んでいる。売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響による歯科診療の受診機会の減少や、営業活動の制限などにより低調に推移したが、想定よりも回復が早く、国内、海外ともに計画を上回る見込み。加えて、広告宣伝費用などの販管費の抑制により、営業利益は予想を32.7%上回る見通し。     ◆ ▽ヒラノテクシード <6245>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の230億円から255億円(前期比19.5%減)に、営業利益を19億5000万円から25億円(同32.1%減)にそれぞれ引き上げている。コロナ禍により生産性の低下が予想されたが、内作率の上昇や部品・装置の共通化による先行発注、リモート化による出張業務の削減等、様々な対応策を講じた結果、生産性の維持につなげることができた。     ◆ ▽レオン自動機 <6272>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の220億9000万円から222億8000万円(前期比17.2%減)に、営業利益を10億6000万円から14億400万円(同51.4%減)にそれぞれ引き上げている。     ◆ ▽ビケンテクノ <9791>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の335億円から346億円(前期比6.1%減)に、営業利益を8億5000万円から11億2000万円(同45.4%減)にそれぞれ引き上げている。     ◆ ▽新家工業 <7305>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の350億円から365億円(前期比11.1%減)に、営業利益を4億5000万円から7億1000万円(同44.3%減)にそれぞれ引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <10日の注目銘柄>=ローランド、冶金工、松風など
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2021-05-07 18:30