<11日の注目銘柄>=ホソミクロン、ヒューマンH、サイバーコムなど

▽ホソカワミクロン <6277>  21年9月期上期(20年10月-21年3月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の260億円から276億円(前年同期比3.6%増)に、営業利益を15億円から25億5000万円(同36.4%増)にそれぞれ引き上げ一転して増益を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、欧州を中心に協力会社からの納品遅延や、物流面から欧州域外へ出荷の遅れ、あるいは移動制限に伴う検収の遅れなどは見られたが、受注が期初の想定以上に好調だったことにより、営業利益は従来予想を70.0%上回る見通しとなった。     ◆ ▽ヒューマンホールディングス <2415>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の853億5000万円から858億1100万円(前期比0.2%減)に、営業利益を19億円から27億200万円(同35.0%増)にそれぞれ引き上げ一転して増益を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、入国制限により「人材関連事業」における海外ITエンジニアの確保や、「教育事業」の日本語学校などにおいて影響が生じたほか、「介護事業」におけるデイサービスの稼働率低下などの影響が生じたが、人材派遣事業の業績が想定を上回ったことにより、特に営業利益が大幅に上ブレる見通し。     ◆ ▽サイバーコム <3852>  21年12月期第1四半期(1-3月)の単体業績は、売上高37億1700万円(前年同期比6.7%増)、営業利益4億200万円(同28.1%増)。通信ソフトウェア開発において5G(第5世代移動通信システム)のコアネットワーク装置開発案件等が好調に推移する中、主力の「ソフトウェア事業」が営業利益を4億9200万円(同13.7%増)に伸ばして全体をけん引。単体営業利益の上期(1-6月)予想4億3000万円(同2.5%増)に対する進ちょく率は93.5%となっている。     ◆ ▽東京精密 <7729>  21年3月期の連結業績は、売上高971億500万円(前期比10.4%増)、営業利益155億6200万円(同26.7%増)で、営業利益は従来予想を23億6200万円超過。22年3月期は主力の「半導体製造装置」をけん引役に、売上高1180億円(前期比21.5%増)、営業利益220億円(同41.4%増)を計画している。     ◆ ▽ソフトマックス <3671>  21年12月期第1四半期(1-3月)の単体業績は、売上高13億7700万円(前年同期比27.6%増)、営業利益2億9000万円(同2.6倍)で、営業利益は上期(1-6月)予想の1億4300万円(同14.1%増)を超過している。     ◆ ▽ステラケミファ <4109>  21年3月期の連結業績は、売上高328億9300万円(前期比2.5%減)、営業利益40億8100万円(同69.5%増)。「高純度薬品事業」において電池部門等の販売が上ブレしたこと、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により落ち込んでいた「運輸事業」の取扱量が回復したこと、および「メディカル事業」における経費削減への取り組みが寄与したことなどにより、営業利益は従来予想を9億3100万円超過した。22年3月期は売上高330億円(前期比1.3%増)、営業利益40億円(同2.0%減)を計画している。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <11日の注目銘柄>=ホソミクロン、ヒューマンH、サイバーコムなど
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2021-05-10 18:00