<14日の注目銘柄>=住友電工、いすゞ、JCRファマなど

▽住友電気工業 <5802>
21年3月期の連結業績は、売上高2兆9185億8000万円(前期比6.1%減)、営業利益1139億2600万円(同10.4%減)。「情報通信関連」、「エレクトロニクス関連」が好調に推移し、「自動車関連」が下期(20年10月-21年3月)に盛り返す中、営業利益は従来予想を139億2600万円超過した。続く22年3月期は、売上高3兆3500億円(前期比14.8%増)、営業利益1750億円(同53.6%増)を計画している。
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▽いすゞ自動車 <7202>
21年3月期の連結業績は、売上高1兆9081億5000万円(前期比8.3%減)、営業利益957億3200万円(同31.9%減)。新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を大きく受けたものの、原価低減活動による採算改善や費用削減により、営業利益は従来予想を57億3200万円超過した。続く22年3月期は、売上高2兆5000億円(収益認識に関する会計基準等を適用するため増減比較はない)、営業利益1700億円を計画している。
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▽JCRファーマ <4552>
22年3月期の連結業績は、売上高490億円(前期比62.9%増)、営業利益187億円(同2.3倍)を計画。主力のヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」に増収を見込み、ハンター症候群治療薬「イズカーゴ」の販売を開始するほか、アストラゼネカ社の新型コロナウイルスに対するワクチンの原液製造を行い、ライセンス事業についても引き続き積極的に取り組んでいく。
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▽ネツレン <5976>
21年3月期の連結業績は、売上高425億6700万円(前期比12.8%減)、営業利益9億2000万円(同55.9%減)。大幅減益ではあるが、一部の地域を除き受注回復が想定よりも早かったこと、および原価低減に努めたことにより、営業利益は従来予想を7億5000万円超過した。続く22年3月期は、売上高500億円(前期比17.5%増)、営業利益25億円(同2.7倍)を計画している。
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▽エイチワン <5989>
21年3月期の連結業績(IFRS)は、売上収益1639億2700万円(前期比10.3%減)、営業利益37億3200万円(同3.8%増)。半導体需要の逼迫(ひっぱく)等による自動車生産の減少を主因に、売上収益は10億7200万円の未達となったが、日本や中国の生産コスト低減効果などにより、営業利益は従来予想を12億3200万円超過した。続く22年3月期は、売上収益1830億円(前期比11.6%増)、営業利益46億円(同23.2%増)を計画している。
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▽平和 <6412>
21年3月期の連結業績は、売上高1077億4400万円(前期比25.5%減)、営業利益53億1100万円(同77.4%減)。大幅減益ではあるが、第4四半期(21年1-3月)に発売した遊技機が概ね計画通りに推移したことと、コスト削減による販管費の抑制により、営業利益は従来予想を20億1100万円超過した。続く22年3月期は、売上高1507億円(前期比39.9%増)、営業利益223億円(同4.2倍)を計画している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<14日の注目銘柄>=住友電工、いすゞ、JCRファマなど
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2021-05-13 18:15