【香港IPO】物流施設に特化したREITである順豊房託の初値は公募価格と同値

 順豊房託(2191)が5月17日、香港メインボードに新規上場した。公募価格4.98香港ドルに対し、初値は同額の4.98香港ドルだった。ただ、寄り付き後に株価は下落し、4.26香港ドルの安値がある。  同社は、物流施設に特化したREIT(不動産投資信託)。香港で物流REITの上場第1号となる。現在の保有物件は、香港、佛山、蕪湖という交通の要所にある3つの物流倉庫。香港の物件は、クワイチンコンテナターミナル9号に隣接する青衣に位置し、香港国際空港にも近接している15階建てのランプアップのモダンロジスティクスプロバティ。また、佛山プロパティは、2021年に完成した近代的なロジスティクスプロパティで、インテリジェントテクノロジーと自動仕分けやサプライチェーンサポート施設を備えている。仏山沙堤空港、佛山西駅、広州駅、広州白雲空港の近くという戦略的な場所にある。そして、蕪湖プロパティは、2019年に完成し、九江経済開発区に位置する近代的な物流倉庫。長江デルタ経済地域の中核的な物流拠点であり、蕪湖東高速鉄道に近接している。(イメージ写真提供:123RF)
順豊房託(2191)が5月17日、香港メインボードに新規上場した。公募価格4.98香港ドルに対し、初値は同額の4.98香港ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2021-05-17 10:45