新光電工の投資判断をゴールドマン証が引き下げ

 新光電気工業 <6967> が軟調。23日は8円安の664円で寄り付き、プラス圏に買い戻される場面もあったものの、再び売りに押されている。  ゴールドマン・サックス証券が23日付で、同社の投資判断を引き下げた。  新光電工の収益は前3月期3Qに損益均衡にまで悪化しており、同リポートでは第4四半期は黒字予想としたものの、「強さに欠ける」とコメント。その要因として、円安メリットの剥落やPC向けパッケージの数量回復の鈍さなどを挙げており、これらの状況は来期も継続すると見通している。  特に、円安メリットについては、ライバル社が円取引なのに対して同社はドル取引のため、前期3Qに価格の再設定を強いられたと推定しており、「セクター内で円安メリットがもっとも短期間で終息した」と分析。セクター内唯一の減益企業と位置付けた。  投資判断は「中立」から「売り」に修正。目標株価は810円から650円に引き下げている。  同社の年初来安値は、4月11日に付けた657円となる。(編集担当:片岡利文)
新光電気工業が軟調。23日は8円安の664円で寄り付き、プラス圏に買い戻される場面もあったものの、再び売りに押されている。
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2014-04-23 11:15