<1日の注目銘柄>=エアトリ、ヤギ、はてななど

▽エアトリ <6191>
21年9月期の連結業績(IFRS)予想を修正。売上収益は従来の243億円から190億円(前期比4.0%減)に減額したが、営業利益を13億円から26億円(前期は89億9400万円の赤字)に引き上げている。売上収益は、子会社ナショナル流通産業の全株式を譲渡したことで大幅な未達となるが、上期(20年10月-21年3月)において、エアトリ旅行事業の国内領域が安定的に推移していたほか、エアトリ旅行事業以外の既存5事業(訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業、ヘルスケア事業、および投資事業)がいずれも想定以上に好調に推移していることで、営業利益は大幅に上ブレる見通し。
◆
▽ヤギ <7460>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1060億円から1142億4000万円(前期比4.0%減)に、営業利益を15億5000万円から20億4000万円(同13.1%減)にそれぞれ引き上げている。特に通販向けでルームウェア・インナーウェアなど巣ごもり需要に呼応した商材が好調だったほか、ワーク系商材や低価格ゾーンの量販店向け商材が堅調に推移したこと、加えてデザイン性と機能性を兼ね備えたマスクや、ナノファイバーを使用した高性能マスクなど、マスクが新規販路を拡大し収益を確保できたことが主な要因。
同時に、21年6月14日を予定日として、136万8000株(消却前の発行済株式数の12.94%)の自己株式を消却すると発表。
◆
▽はてな <3930>
21年7月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の26億円から26億700万円(前期比2.6%増)に、営業利益を1億600万円から2億1200万円(同23.3%減)にそれぞれ引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、利用しているクラウドサービスの技術選定やメニュー見直しが功を奏して引き続きデータセンター利用料の伸びが抑えられていることや、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い在宅勤務を積極的に取り入れることで旅費交通費やオフィス運営費用が下がること、加えて費用対効果を検討した結果による展示会の取りやめなどにより、営業利益は大幅に上ブレる見通し。
◆
▽トリケミカル研究所 <4369>
22年1月期第1四半期(21年2-4月)の連結業績は、売上高25億9400万円(前年同期比13.4%増)、営業利益7億2300万円(同1.4%増)。半導体業界において、データセンター等に向けた先端半導体を中心に旺盛な需要が継続し、同社の半導体製造用化学化合物の需要も増加する中、増収・増益を確保。営業利益の上期(21年2-7月)予想12億2000万円(同21.1%減)に対する進ちょく率は59.3%となっている。
◆
▽ゼネラルパッカー <6267>
21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結業績は、売上高64億7500万円(前年同期比0.6%増)、営業利益7億7000万円(同38.4%増)。主力の「包装機械」が、製袋自動包装機および包装システムの販売増で営業利益を8億円(同52.7%増)に伸ばす中、連結営業利益は通期予想の7億4600万円(前期比10.7%減)を超過している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<1日の注目銘柄>=エアトリ、ヤギ、はてななど
japan,company
2021-05-31 18:00