<2日の注目銘柄>=伊藤園、内田洋、ウチダエスコなど

▽伊藤園 <2593>
21年4月期の連結業績は、売上高4462億8100万円(前期比7.7%減)、営業利益166億7500万円(同16.4%減)。売上高は37億1900万円の未達だが、新型コロナウイルス感染症の事業活動への影響を軽減するべく、グループ全体の業務改善と総コストの削減を推進したことにより、営業利益は従来予想を43億7500万円超過した。続く22年4月期は売上高4100億円(収益認識に関する会計基準を適用するため増減比較はない)、営業利益200億円(同19.9%増)を計画している。
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▽内田洋行 <8057>
21年7月期(20年7月21日-21年7月20日)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2600億円から2800億円(前期比39.8%増)に、営業利益を76億円から90億円(同24.3%増)にそれぞれ引き上げている。第3四半期累計(20年7月21日-21年4月20日)において、政府の大型補正予算による文部科学省GIGAスクール構想案件で想定を上回る獲得となり、大規模な端末やネットワークの短納期での導入に向け、品質確保と導入効率の向上を進めた効果により、収益が想定以上に拡大したことが主な要因。第3四半期累計は、売上高2365億5800万円(前年同期比53.7%増)で、営業利益は119億8600万円(同44.8%増)だった。
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▽ウチダエスコ <4699>
21年7月期第3四半期累計(20年7月21日-21年4月20日)の連結業績は、売上高172億6500万円(前年同期比27.0%増)、営業利益28億9200万円(同88.0%増)。ICTサービス事業におけるGIGAスクール構想に関わる案件売上が集中したことにより、大幅増収・増益を達成した。同案件について、21年3月末までの短納期で、また案件が集中していることから品質確保と納期遵守のための諸対策コストを見込んでいたが、着実な案件管理を徹底したことにより、コストは大幅に抑制。また、このことは追加案件の取り込みとキッティングセンターの稼働率アップにも好影響を及ぼし、想定した生産性を大きく高める結果となった。
これを踏まえ会社側は通期(20年7月21日-21年7月20日)予想について、売上高を従来の200億円から210億円(前期比21.7%増)に、営業利益を17億円から27億円(同57.7%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽KeePer技研 <6036>
21年6月期5月度のキーパーラボ運営事業の売上高は、既存店が前年同月比36.1%増で、全店は同42.3%増。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<2日の注目銘柄>=伊藤園、内田洋、ウチダエスコなど
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2021-06-01 17:30