<4日の注目銘柄>=ナトコ、Vテク、アルチザなど

▽ナトコ <4627>
21年10月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の174億円から183億円(前期比12.6%増)に、営業利益を16億円から19億4000万円(同34.6%増)にそれぞれ引き上げている。上期(20年11月-21年4月)において、「塗料」および「ファインケミカル」の国内外での受注が想定を上回ったこと、および原価低減によるコストダウン効果が主な要因。上期は売上高89億5700万円(前年同期比10.7%増)、営業利益10億2700万円(同66.7%増)と、売上高で4億5700万円、営業利益で1億4700万円、それぞれ従来予想を超過した。
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▽ブイ・テクノロジー <7717>
海外の大手ディスプレイメーカー複数社から露光装置を約100億円で受注したと発表した。コロナ禍を契機にDX(デジタルトランスフォーメーション)が世界各国で加速する中、堅調に推移するFPD(フラットパネルディスプレイ)の需要を背景とした設備投資の検討が進んでおり、今般、顧客毎に最適化したFPD用の露光装置が高く評価され受注に至ったという。
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▽アルチザネットワークス <6778>
21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結業績は、売上高33億4400万円(前年同期比48.3%増)、営業利益7億8900万円(同2.5倍)。通信事業者および基地局メーカーに5G(第5世代移動通信システム)対応製品の販売が順調に推移する中、主力の「モバイルネットワークソリューション」が売上高を29億2200万円(同67.5%増)に、営業利益を8億3500万円(同2.8倍)に伸ばして全体をけん引した。
これをふまえ会社側は通期予想について、売上高を従来の39億円から40億2400万円(前期比24.5%増)に引き上げた一方、営業利益については第4四半期(5-7月)に5G向け新製品の開発本格化により研究開発費が増加するとして、7億8000万円から7億8900万円(同79.9%増)への増額にとどめている。
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▽エル・ティー・エス <6560>
3日の終値3395円で、4日午前8時45分の東証自己株式立会外取引において上限6万株(自己株式を除く発行済株式数の1.21%)の自己株式の買付委託を行うと発表。将来における経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするとともに、資本効率の向上を図ることが目的。
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▽東北新社 <2329>
21年3月期の期末一括配当予想を従来の8円から引き上げ、11円(前期は16円)で決定している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<4日の注目銘柄>=ナトコ、Vテク、アルチザなど
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2021-06-03 18:00