<11日の注目銘柄>=神島化工、ラクスル、トビラSなど

▽神島化学工業 <4026>
21年4月期の単体業績は、売上高197億8400万円(前期比6.7%減)、営業利益15億700万円(同62.5%増)。「建材事業」が、高付加価値の高級軒天ボードの拡販やコスト削減により営業利益5億5700万円(同50.6%増)と好調に推移した一方、「化成品事業」もサプリメント需要増による酸化マグネシウム製品や、セラミックス製品の拡販により営業利益を14億6200万円(同38.5%増)に伸ばす中、単体営業利益は従来予想を1億5700万円超過している。
続く22年4月期は売上高210億円(前期比6.1%増)、営業利益18億5000万円(同22.7%増)を見込み、10日の終値1605円で11日午前8時45分の東証自己株式立会外取引において上限14万8000株(自己株式を除く発行済株式数の1.62%)の自己株式の買付委託を行うとしている。
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▽ラクスル <4384>
21年7月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の270億-280億円から296億5000万-301億5000万円(前期比37.9%-40.3%増)に、non-GAAP営業利益を3億-5億円から7億2000万-8億円(前期は1億5900万円の赤字)にそれぞれ引き上げている。
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▽トビラシステムズ <4441>
21年10月期上期(20年11月-21年4月)の連結業績は、売上高6億9300万円(前年同期比17.6%増)、営業利益2億8600万円(同18.1%増)。スマートフォン利用者を標的にした電話・SMSを用いた特殊詐欺事案の認知件数・被害額がともに高水準で推移し、最近では新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、同感染症に関連した詐欺が急増する中、主力の「迷惑情報フィルタ事業」が営業利益を4億3200万円(同に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を4500万円超過している。
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▽ペプチドリーム <4587>
同社は、RayzeBio社(米国)との間で20年8月4日にペプチド-放射性核種(Radioisotope)薬物複合体の創製に関する戦略的共同研究開発契約を締結し、複数プログラムについて並行して開発を推進。前回、20年11月24日に開発の進ちょくに伴うマイルストーンフィーを受領したが、今般、前回とは異なるプログラムの進ちょくに伴うマイルストーンフィーとしてRayzeBio社から、その一部株式を受領することになった。
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▽アイモバイル <6535>
21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結業績は、売上高141億9600万円(前年同期比18.2%増)、営業利益29億9800万円(同49.9%増)で、営業利益は通期予想の30億円(前期比33.5%増)にほぼ到達。期末の配当予想を従来の30円から100円(前期は無配)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<11日の注目銘柄>=神島化工、ラクスル、トビラSなど
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2021-06-10 18:15