<22日の注目銘柄>=商船三井、TSテック、象印など

▽商船三井 <9104>  22年3月期上期(21年4-9月)および通期の連結業績予想を修正。上期について、営業損益は従来の150億円の黒字(前年同期は42億2200万円の赤字)で据え置いたが、売上高を5400億円から5600億円(前年同期比15.5%増)に、経常利益を650億円から1850億円(同5.7倍)にそれぞれ増額。通期は、営業損益は280億円の黒字(前期は53億300万円の赤字)で据え置いたが、売上高を1兆600億円から1兆800億円(前期比8.9%増)に、経常利益を1000億円から2200億円(同64.7%増)に引き上げている。コンテナ船事業を運営している持分法適用会社「ONE社」において、荷動きとスポット賃率がいずれも想定を大きく上回るレベルで推移していること、併せてONE社以外の事業に関しても業績見通しを精査した結果、売上高、経常利益は上ブレる見通しとなった。     ◆ ▽テイ・エス テック <7313>  これまで未定としていた21年3月期上期(21年4-9月)および通期の連結業績予想(IFRS)について、上期は売上収益1935億円(前年同期比23.7%増)、営業利益182億円(同82.3%増)、通期は売上収益4030億円(前期比16.4%増)、営業利益400億円(同49.6%増)としている。従来は、半導体供給不足など自動車市場におけるサプライチェーンの混乱を受け、合理的な算定が困難としていたが、現時点で入手可能な情報に基づき業績予想を算定した。     ◆ ▽象印マホービン <7965>  21年11月期上期(20年11月21日-21年5月20日)および通期(20年11月21日-21年11月20日)の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を410億円から425億400万円(前年同期比6.7%増)に、営業利益を32億円から48億4100万円(同55.1%増)にそれぞれ増額。通期は、売上高を760億円から775億円(前期比3.4%増)に、営業利益を57億円から67億円(同23.2%増)に引き上げている。上期において、国内ではホットプレート、オーブントースター、コーヒーメーカーなどの巣ごもり関連商品や空気清浄機などの衛生関連が引き続き好調で、「シームレスせん」採用のステンレスマグもヒット商品となったこと。加えて海外では特に北米市場が好調で炊飯ジャーや電気ポット、ホームベーカリーが大きく伸長し、主力の中国市場も堅調に推移したことが主な要因。     ◆ ▽アークランドサカモト <9842>  22年2月期上期(21年2月21日-8月20日)および通期(21年2月21日-21年2月28日)の連結純利益予想を上方修正。上期は従来の49億円から116億円(前年同期比2.5倍)に、通期は105億円から172億円(前期比97.1%増)にそれぞれ引き上げている。     ◆ ▽ソフトクリエイトホールディングス <3371>  取得期間21年6月21日-8月31日の予定で、上限5億円、20万株(自己株式を除く発行済株式数の1.51%)の自社株買いを実施すると発表。株主還元水準の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じて機動的な資本政策を遂行することが目的。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <22日の注目銘柄>=商船三井、TSテック、象印など
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2021-06-21 18:30