日経平均は157円高で取引終了、終盤に上げ幅拡大し高値引け
23日の日経平均株価は前日比157円50銭高の1万4546円27銭と反発して取引を終えた。
米国株高を好感した買いが先行。日経平均は上げ幅を一時140円超に拡大した。4月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3と、好不況の分かれ目となる50を4カ月連続で割り込み、ドル・円が次第に弱含むと、日経平均も上げ幅を縮めた。ただ、後場は持ち直しの動きをみせ、終盤にかけて上げ幅を拡大し、高値で引けた。
個別では、自社製品がガリバーに社内システムの移行で全面採用されたと発表したサイオステクノロジー <3744> がストップ高。日本電産 <6594> が朝安後に切り返し、株式交換で完全子会社になる日本電産コパル電子 <6883> と日本電産リード <6833> も高い。14年3月期業績予想を上方修正した三井住建道路 <1776> も堅調。利益予想を上方修正したクラリオン <6796> も買われ、一部商品を売れ行き好調で出荷停止した日清食品ホールディングス <2897> も上昇した。
半面、15年3月期業績予想が市場コンセンサスにとどかなかったJSR <4185> は下げ幅を拡大。14年9月期業績予想を上方修正した日本農薬 <4997> は目先の材料出尽くしを指摘する声もあって急落し、14年3月期で大幅増収増益のジャフコ <8595> も売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前日比157円50銭高の1万4546円27銭と反発して取引を終えた。
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2014-04-23 15:00