日経平均は16円高スタート、日米首脳共同会見を前に小動き

24日の日経平均株価は、16円98銭高の1万4563円25銭で寄り付いた。  前日の為替市況では米経済指標の発表などを材料にドルが一時的に売られたが、その後は102円台半ばに戻してもみ合いとなっている。また、前日のNYダウは12ドル安と小動きに終わった一方で、引け後に発表されたアップルの決算は4.6%増収となり、自社株買いや株式分割も発表している。  日経平均は日米首脳会談後の共同会見を前にした様子見ムードもあり、16円高で寄り付いたが、すぐにマイナス転換している。  個別では、前3月期業績・配当予想を上方修正したコンセック <9895> が買い気配。前期の純利益予想を22億円増額したDMG森精機 <6141> や、前期営業利益を大幅に上積みした熊谷組 <1861> なども買い気配でスタートした。  ほかにも、前期経常利益が最高益更新と観測されたプリマハム <2281> が急伸、3月中間期業績予想を上方修正したPLANT <7646> 、前期業績を修正し増益予想に転じた東京エネシス <1945> 、前3月期の純利益予想を大幅増額したコロナ <5909> などが大幅高となっている。  一方、前期営業利益が2%減となるもようと報じられたNTTドコモ <9437> は軟調。今期営業利益が9年ぶりに最高益と見通されたヤマトホールディングス <9064> は売りに押されており、不動産事業への参入が報じられたソニー <6758> や、今3月期営業利益が前期計画比で5割増と見通されたTDK <6762> は小動きで取引が始まっている。(編集担当:片岡利文)
24日の日経平均株価は、16円98銭高の1万4563円25銭で寄り付いた。
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2014-04-24 09:15