世界自動車富豪ランキング、45人のうち中国人は「11人」・・・日本人は「ゼロ」=中国

中国の民間調査機関、胡潤研究院がこのほど、「世界自動車富豪ランキング」を発表した。世界の自動車業界で資産が10億米ドル(約1025億円)を超える人を資産額順にランキングしたもので、世界13カ国の45人が入った。45人のうち、11人が中国人で、最上位は5位。ただ、「自動車大国」日本からはランクインがなかったことに中国メディアは注目している。これはなぜなのか?
中国紙・新京報などの報道によると、ランキングで1位はBMWの大株主として知られるドイツの実業家、スザンネ・クラッテン氏で、資産額は900億元(約1兆5000億円)。以下、2位はクラッテン氏の弟、3位もクラッテン氏の母だった。5位には中国メーカー、長城汽車の魏建軍・董事局主席が入った。資産額は460億元(約7500億円)。魏氏は小さな町の自動車改造工場を「中国自主ブランド」として名の通った企業に育て上げた。
ランキング上位に入ったのはいずれも各社の大株主で、そのために資産額が大きくなっている。一方、日本メーカーでは株式の保有が分散しているため、創業者一家であれど、このランキングに関係者の名前が入らなかった。
巨大な中国自動車市場では依然、海外メーカーと中国企業との合弁生産車(多くは海外ブランド車)が販売の主体だが、自主ブランド車の販売も伸びている。中国汽車工業協会によると、昨年、中国自主ブランドの乗用車の販売台数は330万6100台で、前年比8.41%増だった。5年前に比べて100万台以上増えている。こうした流れの中、長城汽車も存在感を高めてきた。(編集担当:古川弥生)(イメージ写真提供:123RF)
中国の民間調査機関、胡潤研究院がこのほど、「世界自動車富豪ランキング」を発表した。世界の自動車業界で資産が10億米ドル(約1025億円)を超える人を資産額順にランキングしたもので、世界13カ国の45人が入った。45人のうち、11人が中国人で、最上位は5位。ただ、「自動車大国」日本からはランクインがなかったことに中国メディアは注目している。これはなぜなのか?(イメージ写真提供:123RF)
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2014-04-24 10:00