NTTドコモ軟調、iPhone伸び悩み前期営業益は2%減の観測
NTTドコモ <9437> が軟調。24日は小幅安で寄り付いたあと、午前11時26分に30円安(1.9%減)の1552円まで売られている。
同社の前14年3月期営業利益について、24日付の日本経済新聞が前々期比2%減の8200億円程度に終わると観測。従来予想の8400億円に未達であることが売り要因となっている。
iPhoneの販売が見通しを下回ったうえに、販促などのコストなども負担となったという。
24日付のゴールドマン・サックス証券リポートは、同報道について、「ゴールドマン証の予想である8343億円、コンセンサス予想の8325億円よりもやや低い水準」と評価、期末の販促費の積み増しなどが営業減益の要因と見ている。また、今期業績の期初計画については、前期比で横ばい程度を打ち出してくると見通している。
ただし、「前期業績の計画未達や、今期の期初計画横ばいは、株式市場がすでに想定している」とコメントし、今回の報道による反応は軽微と想定。新料金プランや新サービスの開始などで加入者純増数や解約率が改善に向かえば、業績モメンタムにも変化が生じると分析している。
同証券による投資判断は「買い」、目標株価は1800円としている。(編集担当:片岡利文)
NTTドコモが軟調。24日は小幅安で寄り付いたあと、午前11時26分に30円安(1.9%減)の1552円まで売られている。
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2014-04-24 11:45