過去最低の住宅ローン金利、今後の見通しは?=為替王

Q: 住宅ローン金利は今上がっていますか?下がっていますか? A: 代表的な住宅ローン金利はじわじわ下がり続けて、現在、過去最低水準です。 Q: 何パーセントくらいで借りられますか? A: 大手銀行の固定型10年の住宅ローンですと、だいたい1.1%~1.4%くらいです(※2014年4月現在)。 Q: なぜ過去最低水準に下がっているのですか? A: 日本はいま、空前の超低金利状態だからです。 Q: アベノミクスで金利は上がるのではなかったでしたっけ? A: マスコミにより金利は上がると誤解させる報道が目立ちましたが、アベノミクスの柱のひとつは金利を下げる(超低金利を維持する)政策です。10年物金利の目安となる日本国債10年物利回りは2年前は1.0%近辺でした。当時すでに超低金利と言われていましたが、アベノミクスによりさらに下がって現在0.6%台です。 Q: 今後も住宅ローン金利は下がりますか? A: 現在過去最低水準ですし、日本国債10年物利回りはすでにゼロパーセント台に突入していますので、今後は多少下がることはあっても、大幅に下がることは期待しにくいでしょう。 Q: ならば金利は上がりますか? A: 日銀は異例の金融緩和(超低金利を維持する政策)を継続することを明言していますので、急にどんどん上がり始めることも考えにくいです。もし、日本経済がこのまま回復を続け、好況と呼べるような状態になれば、超低金利政策を解除することも想定され、その時は住宅ローン金利もある程度上がる可能性は出てきそうです。(執筆者:為替王)
Q: 住宅ローン金利は今上がっていますか?下がっていますか?A: 代表的な住宅ローン金利はじわじわ下がり続けて、現在、過去最低水準です。
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2014-04-24 13:15