【香港IPO】金鉱山有害廃棄物処理の鴻承環保科技の初値は公開価格を約2%上回る

 鴻承環保科技(02265)は11月12日、香港メインボードに新規上場した。当初は11日に上場を予定していたが、IPO公募の申込倍率に関する公告を期日までに公表できなかったことなどから公開を先送りした。公開価格1.02香港ドルに対し、初値は1.96%高い1.04香港ドルになった。公開価格を初値が上回るのは10月19日上場の微泰医療(02235)以来、7銘柄ぶりのこと。ただ、寄り後は弱く、0.94香港ドルの安値がある。  同社は、山東省に拠点を置く金鉱の有害廃棄物処理会社。山東省で約15%のシェアを持つ第2位、中国国内で約10%のシェアを持つ第3位の金鉱山有害廃棄物処理会社である。山東省と中国の金鉱山有害廃棄物処理量では第1位にランクされ、実際の処理量は約108万トンで、山東省の処理量全体の約26%、中国全体の18%を占めている。  なお、12日に上場を予定していた貝特集団(01491)は上場を先送りし、応募のあった資金の返還を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
鴻承環保科技(02265)は11月12日、香港メインボードに新規上場した。公開価格1.02香港ドルに対し、初値は1.96%高い1.04香港ドルになった。(イメージ写真提供:123RF)
china,company,ipo,economic,02265
2021-11-12 10:45