【香港IPO】製紙機械用フエルトの環龍控股の初値は公開価格を4.1%上回る

 環龍控股(2260)が1月11日、香港メインボードに新規上場した。公開価格1.22香港ドルに対し、初値は4.1%上回る1.27香港ドルだった。その後、1.48香港ドルの高値を付け、初値近辺でもみ合っている。  同社は、「VANOV」と「Gobear」のブランドでペーパーメイキングフェルトの設計、製造、販売を行っている。中国でシェア5.8%を持つ第4位のメーカー。製紙フェルトは、製紙機械で製紙工程での紙の脱水、プレス、成形、乾燥に使用される布であり、交換サイクルが約30日~180日の消耗品である。高度な新技術が必要で、中国で登録された特許99件を保有している。  2020年12月期の売上高は1億8276万人民元(前年同期比9.23%増)、税前利益は4849万人民元(同16.91%増)。21年6月期6カ月間の売上高は7652万人民元(前年同期比15.57%増)、税前利益は1646万人民元(同15.41%増)。  上場に伴う公募で得られる資金約1億240万香港ドル(約15億円)は、40%は上海の生産拠点をアップグレードするための機械の購入に充てる計画。20%は研究開発力の強化のため、また、20%を借入金の返済に、その他は戦略的買収や運転資金等に使う計画だ。(イメージ写真提供:123RF)
環龍控股(2260)が1月11日、香港メインボードに新規上場した。公開価格1.22香港ドルに対し、初値は4.1%上回る1.27香港ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-01-11 13:15