【上海IPO】ネットワークセキュリティ大手の亜信安全科技、初値は公開価格を約15%上回る

 ネットワークセキュリティ製品を手掛ける亜信安全科技(688225/上海)が2月9日、上海証券取引所科創板に新規上場した。公開価格30.51元に対して、初値は14.59%高い34.96元だった。  同社は2014年設立の民間企業。ネットワークセキュリティ関連製品の研究開発、販売、および、専門的なネットワークセキュリティソリューションプランやセキュリティサービスの提供を手掛ける。2019年の中国におけるネットワークセキュリティソフトウェア市場シェア1位、デジタルトラスト、および、アイデンティティセキュリティソフトウェア市場シェア1位、端末セキュリティソフトウェア市場シェア2位など、中国のネットワークセキュリティ業界をリードする企業である。  2020年12月期の売上高は12億7459万元(前期比18.3%増)、純利益は1億7033万元(同4.5%増)。2021年1〜9月期の売上高は9億7901万元(前年同期比15.21%増)、売上高は7931万元(同29.48%減)。  新規上場により調達予定の12億756万元(約219億円)は、約30%の3億6172万元をクラウドセキュリティ運営サービス建設プロジェクトに、約25%の3億254万元をスマート連動セキュリティ製品建設プロジェクトに、約20%の2億3944万元を販売ネットワーク、サービス体系拡張プロジェクトに、約15%の1億8231万元を5Gクラウドネットワークセキュリティ製品建設プロジェクトを、約10%の1億2153万元をゼロトラストセキュリティフレームワーク製品建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
ネットワークセキュリティ製品を手掛ける亜信安全科技(688225/上海)が2月9日、上海証券取引所科創板に新規上場した。公開価格30.51元に対して、初値は14.59%高い34.96元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-09 11:00