【深センIPO】甘味料製造の山東三元生物科技、初値は公開価格を32.66%上回る

甘味料のエリスリトール生産を手掛ける山東三元生物科技(301206/深セン)が2月10日、深セン証券取引所の創業板に上場した。公開価格109.30元に対しては初値は32.66%高い145.00元だった。上場初日の終値は公開価格比17.12%高の128.01元だった。
同社は2007年設立。ブドウ糖を酵母や真菌類で発酵させて製造する天然由来の甘味料・エリスリトールの製造、販売を専門に扱うバイオ企業。2019年におけるエリスリトールの生産量シェアは中国国内で54.90%、世界で32.94%となっており、世界最大のエリスリトール生産企業である。エリスリトール製造の強みを活かしつつ、羅漢果配糖体、ステビオール配糖体、スクラロースと混合した新製品や、新しい甘味料製品の研究開発を進めている。
2020年12月期の純利益は7億8318万元(前期比64.3%増)、純利益は2億3257万元(同70.6%増)。2021年1〜9月期の売上高は13億536万元(前年同期比132.29%増)、純利益は4億4068万元(同155.94%増)。
新規上場に伴い調達予定の9億元(約164億円)のうち、約86%の7億7000万元を年産5万トンエリスリトールおよび技術センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
甘味料のエリスリトール生産を手掛ける山東三元生物科技(301206/深セン)が2月10日、深セン証券取引所の創業板に上場した。公開価格109.30元に対しては初値は32.66%高い145・00元だった。上場初日の取引は同17.12%高の128.01元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-10 17:30