深セン市亜輝龍生物科技、新型コロナ抗原検査キットが日本の販売認証取得

 上海証券取引所の科創板に上場している医療機器企業の深セン市亜輝龍生物科技(688575/上海)は2月10日、新型コロナウイルス抗原検査キットが日本で発売認可を得たことを発表した。  公告によれば、同社の日本における提携企業である株式会社医学生物研究所(MBL)の新型コロナ抗原検査キットが10日、日本の独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の体外診断用医薬品生産販売認証を取得した。亜輝龍生物科技はこの抗原検査キットの指定生産業者となっており、認証取得により同社製の抗原検査キットがMBLを通じて日本で販売されることになる。  同社は今回の認証取得について、日本市場のさらなる開拓、同社製新型コロナウイルス検査製品の国際的な競争力強化に寄与するものであり、今後の経営に積極的な影響を及ぼすとの見解を示している。一方で、同社製品が日本でどれほど売れるかについてはMBLの販売能力や注文状況次第であること、現在までにすでに多くの企業が同様の新型コロナ抗原検査キットでPMDA認証を得ており、市場競争が激しいこともリスクとして提起した。  同社は2008年9月に設立、15年に株式会社化し、21年5月に上海科創板に上場した。化学発光免疫測定法を主体とする体外診断機器および付帯試薬の研究開発、生産、販売のほか、他社製医療機器製品の代理販売業務を手掛ける。2021年1〜9月期の売上高は8億5712万元(前年同期比20.90%増)、純利益は1億5494万元(同3.92%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所の科創板に上場している医療機器企業の深セン市亜輝龍生物科技(688575/上海)は2月10日、新型コロナウイルス抗原検査キットが日本で発売認可を得たことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-10 22:30