半導体受託生産大手の中芯国際、2021年10〜12月期に四半期ベース過去最高売上達成

上海証券取引所の科創板に上場している中芯国際集成電路製造(688981/上海)は2021年12月期の業績について、増収増益となることを発表した。
同社が10日に発表した業績速報によれば、2021年10〜12月期の売上高は102億5963万7千元で前年同期比53.8%増、純利益は3414万8千元で、同172.8%増。2021年12月期の通期売上高は356億30百万元(前期比29.70%増)、純利益は107億33百万元(同147.75%増)となる見込み。
通期の増収増益を達成した大きな要因は、10〜12月期に四半期ベースで過去最高の売上高を実現したことだ。世界的な半導体不足、重要製品の国産化に伴う旺盛な需要によりシリコンウエハの販売量、平均販売価格がともに上昇し、売上高、純利益を大きく押し上げた。
同社は2000年設立。04年に香港証券取引所(00981/香港)、ニューヨーク証券取引所に同時上場し、20年に上海科創板に上場した。14ナノメートルから0.35マイクロメートルまでの様々なサイズの集積回路(IC)を扱う半導体受託生産(ファウンドリー)の大手。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所の科創板に上場している中芯国際集成電路製造(688981/上海)は2021年12月期の業績について、増収増益となることを発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-11 23:00