測定機器メーカーの深セン市盛昌科技実業、新型コロナ抗原検査キットでEU認証取得

深セン証券取引所メインボードに上場している深セン市盛昌科技実業(002980/深セン)は2月11日、同社の新型コロナウイルス急速抗原検査キットがEU(欧州連合)のCE認証を取得したことを発表した。
同社は公告の中で、同社の新型コロナウイルス急速抗原検査キットが先日EUの関連要件を満たしてCE認証を取得し、EU加盟国内およびEUのCE認証を認可している国での販売が可能になったとした。このほど認証を取得した検査キットは、金コロイド粒子免疫分析法を用いたものであり、鼻前庭粘膜または唾液サンプルから新型コロナウイルスの抗原の有無を測定する。
今回のCE認証取得について同社は、医療関連製品のラインナップ拡充による会社の総合的な競争力の強化に繋がり、会社製品の販売や普及にポジティブな影響を及ぼすと説明している。
同社は1991年設立の民営企業で、2017年に株式会社化。20年4月に深センメインボードに上場した。赤外線測定器、レーザー距離測定器、大気汚染測定器、騒音計、照度計などの各種測定機器の開発、製造、販売を主業務としている。医療分野では蛍光定量PCR分析装置などの体外診断機器、非接触式体温測定機、血圧計などを扱う。
2021年1〜9月期の売上高は5億5173万元(前年同期比30.19%減)、純利益は1億3072万元(同58.53%減)。先日発表した2021年12月期の業績予告によれば、純利益が1億4000万〜1億6000万元で前期比52.60〜58.53%減となる見込み。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所メインボードに上場している深セン市盛昌科技実業(002980/深セン)は2月11日、同社の新型コロナウイルス急速抗原検査キットがEU(欧州連合)のCE認証を取得したことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-12 00:15