コンプレッサーの上海漢鐘精機、2021年12月期は前期比30%超の増収増益

 深セン証券取引所メインボードに上場している、コンプレッサー製造を手掛ける上海漢鐘精機(002158/深セン)が11日、2021年12月期の業績速報を発表し、前期比で増収増益にとなったことを明らかにした。  同社が発表した速報値によれば、2021年12月期の売上高は29億8132万元(前期比31.21%増)、純利益は4億8677万元(同34.05%増)。30%を超える増収増益となった要因について、世界的な新型コロナの感染拡大による影響を受けながら、積極的な感染対策を講じるとともに、新型コロナによって生じた市場のチャンスを活かすべくマーケティングの強化を図り、省エネで環境に優しい新製品を開発したことにより、販売収入が増加し、これに伴い純利益も増えたと説明している。  同社は1998年設立で、2005年に株式会社化し、07年8月に深センメインボードに上場した。スクリュー式エアコンプレッサー、冷凍設備向けエアコンプレッサー、ヒートポンプ、真空ポンプなどの開発、製造、販売を行う。製品は食品製造や化学品製造、地下鉄の空調設備、シェールガスの液化プロジェクトなど幅広い分野に応用されており、真空ポンプはリチウム電池業界にも利用されている。  2021年1〜9月期の売上高は21億9232万元(前年同期比45.34%増)、純利益は3億6356万元(同50.99%増)。(編集担当:今関忠馬)
深セン証券取引所メインボードに上場している、コンプレッサー製造を手掛ける上海漢鐘精機(002158/深セン)が11日、2021年12月期の業績速報を発表し、前期比で増収増益にとなったことを明らかにした。
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2022-02-12 22:00