亜輝龍生物科技、日本から約61億円の新型コロナ抗原検査キット生産受注

上海証券取引所の科創板に上場している医療機器企業の深セン市亜輝龍生物科技(688575/上海)は2月13日、日本での販売認可を得た新型コロナウイルス抗原検査キットがパートナー企業から約5300万米ドルのOEM生産を受注したことを発表した。
同社は10日、新型コロナ抗原検査キットについて、提携企業である日本の株式会社医学生物研究所(MBL)を通じて独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の体外診断用医薬品生産販売認証を取得したことを発表した。
そして、13日に発表した公告では、MBLとの間で締結したOEM供給合意に基づき、11日にMBLから新型コロナ抗原検査キットの生産注文が入り、金額が5294万1700ドル(人民元換算で約3億3714万元、約61億円)であることを明らかにした。MBLが前払金を支払ってから30日以内に日本にて製品を納品し、納品後30日以内にMBLが残りの代金を支払うことになっている。
今回の生産受注について同社は2022年の経営業績に積極的な影響を与えるとともに、会社のブランド力、利益創出能力、競争力の強化、日本市場を始めとする海外市場の開拓にも前向きな影響が生じるとの見込みを示した。
同社は2008年9月に設立、15年に株式会社化し、21年5月に上海科創板に上場した。化学発光免疫測定法を主体とする体外診断機器および付帯試薬の研究開発、生産、販売のほか、他社製医療機器製品の代理販売業務を手掛ける。2021年1~9月期の売上高は8億5712万元(前年同期比20.90%増)、純利益は1億5494万元(同3.92%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所の科創板に上場している医療機器企業の深セン市亜輝龍生物科技(688575/上海)は2月13日、日本での販売認可を得た新型コロナウイルス抗原検査キットがパートナー企業から約5300万米ドルのOEM生産を受注したことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-13 22:45