建材加工機械の科達製造、2021年12月期はリチウム電池材料事業などが好調で前期比約300%の増益

 上海証券取引所メインボードに上場している科達製造(600499/上海)は14日に2021年12月期の業績速報を発表し、純利益が前期比で300%近く増加したことを明らかにした。  同社は1992年設立の民営企業で、2002年に広東科達機電として上海メインボードに上場した。14年に広東科達潔能に、20年に現社名に変更。建材機械や建築用セラミック製品の生産、販売のほか、クリーンエネルギー関連、リチウム電池材料、油圧ポンプ、流体機械などの事業も手掛ける。  速報によれば、2021年12月期の売上高は95億9101万元で前期比31.43%増、純利益は10億3190万元で同294.60%増となった。  建材機械事業では中国内外の装備需要が旺盛だった。海外向け建材事業では生産能力の拡大を実現するとともに販売チャネルの最適化を図り、現地の製品需要が増え続ける中で高い市場シェアを維持した。また、リチウム電池材料事業では、煆焼コークスから黒鉛化、人造黒鉛、炭化ケイ素負極までを一体化させた産業チェーンを構築し、リチウム電池材料事業全体の利益増加を実現した。  また、同社が投資する青海塩湖藍科リチウム業股フェン有限公司が生産能力拡大と炭酸リチウム製品市場価格上昇により前期比で大幅な増益となり、投資収益が大きく増加した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所メインボードに上場している科達製造(600499/上海)は14日に2021年12月期の業績速報を発表し、純利益が前期比で300%近く増加したことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-14 23:45