【深センIPO】水産飼料の広東粤海飼料集団、初値は公開価格を20%を上回る

水産飼料の生産、販売を手掛ける広東粤海飼料集団(001313/深セン)が2月16日、深セン証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格5.38元に対し、初値は20.07%高い6.46元だった。
同社は1994年設立。水産飼料の研究開発、生産、販売を手がけており、特にエビ飼料、海水魚飼料などの飼料を主業務として高い技術力の強みを持っている。研究開発を重視し、広東省水産動物飼料エンジニアリング技術研究開発センターなどの研究施設を設立し、中山大学、中国海洋大学、中国科学院南海研究所、中国水産科学研究院、米テキサスA&M大学などとの研究協力を行なっている。華中、華南地域に多くの生産、販売拠点を持つほか、ベトナムにも生産拠点を構えている。
2020年12月期の売上高は58億4372万元(前期比15.3%増)、純利益は1億9028万元(同18.8%増)。2021年1〜9月期の売上高は52億4679万元(前年同期比11.06%増)、純利益は1億5923万元(同0.47%増)。
新規上場に伴い調達予定の4億8007万元(約87億7000万円)は、約23%の1億1000万元を安徽省の年産10万トン水産配合飼料プロジェクトに、約44%の2億1000万元を海南省の年産12万トン水産配合飼料プロジェクトに、約17%の8100万元を広東省中山市の年産15万トン配合飼料拡張プロジェクトに、約16%の7907万元を研究開発イノベーションセンタープロジェクトに用いる。 (編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
水産飼料の生産、販売を手掛ける広東粤海飼料集団(001313/深セン)が2月16日、深セン証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格5.38元に対し、初値は20.07%高い6.46元だった。
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2022-02-16 14:45