IT設備販売の北京亜康万瑋信息技術、コロナや米中対立の影響で21年12月期は前期比で減収減益

 深セン証券取引所創業板に上場している、法人向けIT設備販売の北京亜康万瑋信息技術(301085/深セン)が17日に2021年12月期の業績速報を発表し、前期比で減収減益となったことを明らかにした。  同社は2007年設立の民営企業で19年に株式会社化、21年10月に深セン創業板に上場した。大型、中型インターネット企業やクラウドベンダー向けにIT設備の販売や、運営、メンテナンスサービスを提供している。  速報によれば、21年12月期の売上高は11億8074万元で前期比2.60%減、純利益は7136万元で同27.99%減となった。  減収減益となった背景について同社は、各地で実施された新型コロナ感染コントロール措置の影響に加え、新型コロナによる生産休止から復帰後も交通管制や隔離措置などの規制を受けたことで、顧客のIT設備調達プランニング、販売契約締結などのアクションに遅れが生じたことを挙げた。  また、IT設備に用いる半導体チップ不足により設備製品の供給が不安定となり、納品の遅れが生じたとも説明。さらに、米中間の経済、政治面での対立激化により北米事業が低迷したこと、市場競争が激化して製品価格が低下したこと、人的コストが上昇したことなども業績低下に繋がったとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所創業板に上場している、法人向けIT設備販売の北京亜康万瑋信息技術(301085/深セン)が17日に2021年12月期の業績速報を発表し、前期比で減収減益となったことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-17 21:30