【香港IPO】香港の眼科医大手の清晰医療の初値は公開価格を0.6%下回る

香港で眼科クリニックを展開する清晰医療(01406/香港)が2月18日、香港メインボードに新規上場した。公開価格1.6香港ドルに対し、初値は0.62%下回る1.59香港ドルだった。その後、1.61香港ドルの高値を付けたものの、1.46香港ドルの安値があり、1.5香港ドル台でもみ合っている。
同社は香港で市場シェア5.0%を占める眼科医療サービス会社。SMILE手術(小切開角膜片摘出術)、多焦点IOL(intraocular lens)置換、ICL(眼内コンタクトレンズ)移植など、さまざまな屈折治療サービスの提供に重点を置いて、患者に包括的な眼科サービスを提供している。
2021年3月期の売上高は2.22億香港ドル(前期比1.83%増)、税前利益は4382万香港ドル(同32.11%増)。2022年7月期の4カ月間の売上高は7840万香港ドル(前年同期比19.79%増)、税前利益は737万香港ドル(同28.47%減)。
公募による調達資金は、予定価格帯の下限で決定されたため約1億6300万香港ドルにとどまるが、約45%を香港での2つの新しい医療センターの設立に用い、約30%を2つの眼科クリニックの買収に充てるなど、香港でのシェア拡大に活用する計画だ。また、約15%を中国本土への進出のための費用に充てるとしている。「Clarity」というブランドで中国にプレゼンスを拡大したいと考えだ。(イメージ写真提供:123RF)
香港で眼科クリニックを展開する清晰医療(01406/香港)が2月18日、香港メインボードに新規上場した。公開価格1.6香港ドルに対し、初値は0.62%下回る1.59香港ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-18 11:15