山西仟源医薬集団、子会社がラオス向け新型コロナ薬を委託生産へ

深セン証券取引所創業板に上場している山西仟源医薬集団(300254/深セン)は18日、子会社がラオスの製薬会社と新型コロナ治療ジェネリック薬の委託加工について提携合意を結んだことを発表した。
同社の公告によれば、子会社の江蘇嘉逸医薬有限公司とラオスの製薬会社ラオス・アライアンス・ファーマケミカルグループが委託加工の提携合意を締結した。ラオス・アライアンス・ファーマケミカルは米製薬会社メルク(MSD)が開発した新型コロナ治療用飲み薬モルヌピラビルのジェネリック薬「モルヌピビル」についてラオス衛生当局から販売認可を受けており、今回の提携合意によりラオス・アライアンス・ファーマケミカルが江蘇嘉逸に「モルヌピビル」の生産を委託する。
今回の提携合意発表について山西仟源医薬集団は、自社の国際化戦略を加速させるとともに、利益水準を高め、会社の持続的かつ健全で安定的な発展を促すとの見解を示す一方、現時点では枠組み合意段階にあり、委託加工生産の具体的な内容やスケジュールについては決まっていないとしている。
同社は2005年設立の民営企業で10年に株式会社化、11年8月に深セン創業板に上場した。医薬品、健康食品の研究開発、生産、販売や、医学診断、遺伝子保存、妊娠環境検査などの医療健康サービスを手掛ける。2021年1〜9月期の売上高は7億1745万元(前年同期比19.65%増)、純損失は538万元(同95.65%の損失減)。また、21年12月期の業績予告によれば、売上高は9億〜10億元(前期比6.12〜17.91%増)、純損失は1億2700万〜1億6200万元(同54.26〜67.60%損失減)となる見込み。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所創業板に上場している山西仟源医薬集団(300254/深セン)は18日、子会社がラオスの製薬会社と新型コロナ治療ジェネリック薬の委託加工について提携合意を結んだことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-19 00:15