【深センIPO】自動車用部品の江陰標榜汽車部件、初値は公開価格を約10%上回る

自動車用ナイロンチューブなどを生産する江陰標榜汽車部件(301181/深セン)が2月21日、深セン証券取引所創業板に新規上場した。公開価格40.25元に対し、初値は10.41%高い44.44元だった。一時50元を超える高値を付けたが、終値は14.71%高い46.17元だった。
同社は2009年設立の民間企業。自動車の動力系統、冷却系統の配管用ナイロンチューブおよび接続部品の開発、生産、販売を手がけている。製品はフォルクスワーゲン、アウディ、フォード、プジョーなどの著名ブランドの多くの車種に採用されているほか、中国国内の自動車メーカー、部品メーカーとも安定的な提携関係を持つ。売上構成は動力系統用チューブが7割程度、接続部品が2割程度、冷却系統チューブは3%前後となっている。
2020年12月期の売上高は6億3219万元(前期比12.35%増)、純利益は1億2415万元(同34.74%増)。2021年1〜9月期の売上高は3億5122万元(前年同期比21.22%減)、純利益は8513万元(同14.59%減)。
新規上場に伴い調達予定の5億6670万元(約103億円)は、約31%の1億7571万元を自動車動力系統接続管路および接続部品の生産拡大プロジェクトに、約36%の2億558万元を新エネルギー車電池冷却システム管路プロジェクトに、約12%の6540万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
自動車用ナイロンチューブなどを生産する江陰標榜汽車部件(301181/深セン)が2月21日、深セン証券取引所創業板に新規上場した。公開価格40.25元に対し、初値は10.41%高い44.44元だった。一時50元を超える高値を付けたが、終値は14.71%高い46.17元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-21 16:30