【上海IPO】国家級グリーン鉱山企業の金徽鉱業、初値は公開価格を20%上回る12.96元

 鉱山資源開発を手掛ける金徽鉱業(603132/上海)が2月22日、上海証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格10.80元に対し、初値は20%高い12.96元だった。  同社は2011年設立の民営企業。非鉄金属の鉱山資源開発を手がけており、売上の6割以上が亜鉛精鉱、約2割が鉛精鉱、約1割が銀を含む鉛精鉱となっている。2020年における亜鉛精鉱生産量の全国シェアは2.14%、鉛の全国シェアは1.59%。「生態型、環境保護型、安全型、観光型、デジタル化」によるグリーン鉱山開発をコンセプトとしており、2020年には自然資源部から「国家級グリーン鉱山企業」に認定された。高効率な採掘、製錬技術、豊富な鉱山資源探査の経験、環境保護への積極的な取り組みなどが同社の強みだ。  2021年12月期の売上高は12億5245万元(前期比11.60%増)、純利益は4億6289万元(同27.71%増)。  新規上場に伴い調達予定の9億5618万元(約173億円)は、約49%の4億7118万元を甘粛省隴南市徽県の鉛・亜鉛鉱区グリーン鉱山改良プロジェクトに、約21%の2億元を同県の鉛・亜鉛鉱区生産探査プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
鉱山資源開発を手掛ける金徽鉱業(603132/上海)が2月22日、上海証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格10.80元に対し、初値は20%高い12.96元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-22 14:30