【北京IPO】ペット食品の山東路斯、初値は公開価格を15%上回る

ペット食品を扱う山東路斯寵物食品(832419/北京)が3月11日、北京証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格7.20元に対して初値は15%高い8.28元だった。
同社は2011年設立の民営企業。ペット用食品の研究開発、生産、販売を主業務としており、主に干し肉製品、ペット用缶詰、ペット用ビスケット、歯磨きボーンを手掛ける。各種食品品質認証を取得しており、EU向け輸出認可、米FDA食品認証なども獲得。製品は日本、米国、ドイツ、ロシア、フィンランド、韓国、オランダ、チェコなどの国にOEM形式にて輸出され、海外での売上が全体の8割以上を占める。また「中国軽工業ペット用品業界十強企業」に選ばれるなど、中国国内のペット用食品業界で一定の地位を確保している。
2021年1〜9月期の売上高は3億4201万元(前年同期比7.71%増)、純利益は2201億元(同28.44%減)。業績予告によれば、2021年12月期の売上高は4億2000万〜4億8000万元(前期比0.92%減〜13.23%増)、純利益は2900〜3500万元(同9.72〜25.19%減)の見込み。
新規上場に伴い調達予定の1億1841万元(約22億円)は、約67%の7960万元を年産3万トンのペット主食生産プロジェクトに、約33%の3881万元を研究開発運営支援センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
ペット食品を扱う山東路斯寵物食品(832419/北京)が3月11日、北京証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格7.20元に対して初値は15%高い8.28元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-11 15:45