【上海IPO】広州思林傑科技が公開価格割れ、初値が公開価格を16.28%下回る

 工業用自動検査測定製品を手掛ける広州思林傑科技(688115/上海)が3月14日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は65.65元に対して初値は16.28%低い54.96元となり、取引開始直後には一時49.80元まで値を下げた。  同社は2005年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。工業の検査測定自動化分野に特化したハイテク企業であり、主に、組み込み式スマート機器モジュールなどの自動検査測定製品の設計、開発、生産、販売を手掛ける。製品やサービスは国内外の多くの著名企業から認められており、鴻海、広達(クアンタ)、VIVOなどの中国本土、台湾著名メーカーを顧客に持つほか、アップル、アンフェノール、東京エレクトロン、ソーラーエッジなどの海外企業からサプライヤー認定を受けている。2020年の中国の電子測定機器市場におけるシェアは約0.57%。    2021年12月期の売上高は2億2224万元(前期比17.78%増)、純利益は6603万元(同5.10%増)。  新規上場に伴い調達予定の5億5728万元(約103億円)は、約48%の2億6659万元を組み込み式スマート機器モジュール生産拡大プロジェクトに、約29%の1億6069万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
工業用自動検査測定製品を手掛ける広州思林傑科技(688115/上海)が3月14日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は65.65元に対して初値は16.28%低い54.96元となり、取引開始直後には一時49.80元まで値を下げた。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-14 11:30