【上海IPO】飛行機地上支援設備の成都立航科技、初値は公開価格を20%上回る

 飛行機地上支援設備を手掛ける成都立航科技(603261/上海)が3月15日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格19.70元に対して、初値は20.00%高い23.64元だった。取引開始後さらに値上がりし、前場に初日の値幅制限となる同44.01%増の28.37元に達した。終値は28.37元だった。  同社は2003年設立、18年に株式会社化した。飛行機の地上支援設備、航空機の試験・検査設備、飛行機製造設備、飛行機部品の加工、組立など、飛行機関連の研究開発、設計、製造、販売を行う軍民融合企業である。主要製品はミサイル輸送車、エンジン取付車など戦闘機用地上支援設備であり、中国空軍、海軍の現役および新世代戦闘機、爆撃機、輸送機に広く利用されている。また、リーディングエッジリブ、ミッドリブ、隔壁などの飛行機部品は軍用飛行機のほかに民間用飛行機向けにも製造を行なっている。    2021年12月期の売上高は3億981万元(前期比5.73%増)、純利益は7382万元(同6.48%増)。主に飛行機部品の加工、組立などの業務で売上が増加した。  新規上場に伴い調達予定の3億3472万元(約62億円)は、約79%の2億6472万元を航空設備および回転翼航空機の製造プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
飛行機地上支援設備を手掛ける成都立航科技(603261/上海)が3月15日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格19.70元に対して、初値は20.00%高い23.64元だった。取引開始後さらに値上がりし、前場に初日の値幅制限となる同44.01%増の28.37元に達した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-15 14:00