【深センIPO】コバルト塩、電着銅メーカーの贛州騰遠鈷業新材料、初値は公開価格を25.01%上回る

 贛州騰遠鈷業新材料(301219/深セン)が3月17日に深セン証券取引所創業板に新規上場した。公開価格173.98元に対し初値は25.01%高い217.50元だった。一時230元まで上昇したがその後は徐々に値を下げていき、終値は同6.81%高の185.82元だった。    同社は2004年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。コバルト、銅製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、国内業界をリードするコバルト塩生産企業の一つである。主要製品は塩化コバルト、硫酸コバルトなどのコバルト塩と電着銅で、コバルト製品は主にリチウム電池の正極材料、合金、磁性材料などの分野に、銅製品は電子、電気、機械製造、国防、建築材料などの分野に広く利用されている。2021年1〜6月期の売上構成は、コバルト製品が66.55%、電着銅が33.45%となっている。  2021年12月期の売上高は41億5769万元(前期比132.66%増)、純利益は11億4394万元(同122.91%増)。  新規上場により調達予定の21億9800万元(約411億円)は約77%の16億9800万元を年産2万トンのコバルト、1万トンのニッケル生産拠点移転・スマート化技術改良および原料・添加物生産プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
贛州騰遠鈷業新材料(301219/深セン)が3月17日に深セン証券取引所創業板に新規上場した。公開価格173.98元に対し初値は25.01%高い217.50元だった。一時230元まで上昇したがその後は徐々に値を下げていき、終値は同6.81%高の185.82元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-17 17:45