【北京IPO】各種送風機メーカーの威海克莱特菲爾風機、初値は公開価格と同じ

送風機メーカーの威海克莱特菲爾風機(831689/北京)が3月21日、北京証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格10.80元に対して初値は同額の10.80元で、終値も同じだった。
同社は2001年設立の民営企業で、11年に株式会社化。送風機、送風冷却システムなどの送風、空気処理システム設備および部品の設計、研究開発、生産、製造を主業務とし、主に軌道交通の送風冷却設備、エネルギー関連の送風冷却設備、海洋プロジェクトおよび艦船の送風機、冷却塔、空冷機のファン、冷蔵機器ファンなどを手掛けている。同社の製品やサービスは信頼性の高さ、効率の高さ、低騒音、軽量、カスタマイズ能力の高さといった強みを持っている。風力発電を中心とする新エネルギー分野の売上が急速に伸びており、21年1〜6月期には全売上の35.52%を占めて売上構成で最も多くなった。
2021年12月期の売上高は3億9156万元(前期比37.43%増)、純利益は4577万元(同80.24%増)。22年3月期の業績予測は、売上高9000万〜1億元(前年同期比7.13〜19.03%増)、純利益は900万〜950万元(同6.57〜12.49%増)となっている。
新規上場に伴い調達予定の1億2124万元(約23億円)は、約65%の7842万元を新エネルギー送風冷却設備製造生産場プロジェクトに、約35%の4282万元を新エネルギー設備研究開発センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
送風機メーカーの威海克莱特菲爾風機(831689/北京)が3月21日、北京証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格10.80元に対して初値は同額の10.80元で、終値も同じだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-21 17:00