【香港IPO】歯科・口腔衛生サービスの瑞爾集団の初値は公開価格とほぼ同値

 歯科・口腔衛生サービスの瑞爾集団(06639)が3月22日、香港メインボードに新規上場した。公開価格の14.62香港ドルに対し、初値は14.60香港ドルだった。初値の後で12.98香港ドルの安値まであったが、その後は13ドル台でもみあっている。  同社は、中国のプレミアム民間歯科サービス市場で最大の歯科サービスプロバイダーであり、中国の民間歯科サービス市場全体で3番目に大きい歯科サービス会社になる。プレミアム歯科サービスブランド「Arrail Dental」と、ミドルエンド歯科サービスブランドである「Rytime Dental」の両方を運営している。プレミアム歯科サービスは、通常の歯科治療とは少なくとも25%高い価格、ミドルエンド歯科は、通常よりも10%高い価格で包括的な歯科治療を行うが、中国国内で高い成長を続けている。中国の民間歯科サービス市場の市場規模は2015年の433億人民元から、2020年には831億人民元に増加し、年平均成長率は13.9%だった。2025年には2414億人民元に達すると予想され予想成長率は年平均23.3%になる。  公募によって調達した約5億8990万香港ドルは、75%を新規の診療所の開設と既存の診療所の増強に充てる計画。15%はITシステム投資に、10%は運転資金にする予定だ。(イメージ写真提供:123RF)
歯科・口腔衛生サービスの瑞爾集団(06639)が3月22日、香港メインボードに新規上場した。公開価格の14.62香港ドルに対し、初値は14.60香港ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-22 13:00