【深センIPO】マイクロモーター製造の常州祥明智能動力、初値は公開価格を78.66%上回る52.99元

マイクロモーター製造を手掛ける常州祥明智能動力(301226/深セン)は3月25日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格29.66元に対し、初値は78.66%高い52.99元だった。終値は公開価格を63.92%上回る48.62元だった。
同社は1995年設立の民営企業で、2016年に株式会社した。マイクロモーターや送風機およびスマートコンポーネントの研究開発、生産、販売を主業務とする。HVAC&R(暖房、換気、空調、冷凍)、交通車両、通信システム、医療健康などの各分野の顧客にオーダーメイド、スマート化、モジュール化製品やソリューションプランを提供しており、中国電気メーカーの海信、仏自動車部品メーカーのヴァレオ、パナソニックなどの大手メーカーを顧客に持つ。21年1〜6月期の売上構成は、マイクロモーターが約62%、送風機が約33%。20年における中国のマイクロモーター生産台数139億台に対し、同社の生産台数は451万1400台で、生産台数ベースの中国国内シェアは0.03%となっている。
2021年12月期の売上高は7億3485万元(前期比33.42%増)、純利益は6261万元(同4.97%増)。22年1〜3月の業績予測は売上高1億6000万〜1億8000万元(前年同期比1.08〜13.72%増)、純利益は1300万〜1600万元(同21.62〜49.68%増)となっている。
新規上場に伴い調達予定の3億6511万元(約70億円)は、35%の1億2933万元をモーター、送風機の生産能力拡大プロジェクトに、約37%の1億3578万元を生産拠点拡張プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
マイクロモーター製造を手掛ける常州祥明智能動力(301226/深セン)は3月25日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格29.66元に対し、初値は78.66%高い52.99元だった。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,ipo,301226,sz
2022-03-25 14:00