【深センIPO】医薬品製造・代理販売の広東泰恩康医薬、初値は公開価格を64.29%上回る

 医薬品製造・販売の広東泰恩康医薬(301263/深セン)が3月29日に深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格19.93元に対し、初値は64.29%高い31.00元だった。取引開始後にさらに上昇して39.93元の高値を付けたが、終値は同75.31%高の34.94元だった。    同社は1999年設立の民営企業で、2011年に株式会社化した。医薬品および医療機器の代理販売とともに、自社生産の医薬品の販売を手掛ける。代理販売では和胃整腸丸、ヨウレチン、外科用ステープラー、縫合糸などを取り扱っており、自社製品にはダポキセチン塩酸塩、風油精、六味地黄丸やサージカルマスクがある。2021年1〜6月期の売上構成は代理販売が51.99%、自社製品が47.59%となっている。  2021年12月期の売上高は6億5365万元(前期比7.80%減)、純利益は1億2006万元(同25.34%減)。22年1〜3月期の業績予測は売上高が1億9332万〜2億523万元(前年同期比37.97〜46.47%増)、純利益は5506万〜6272万元(同217.63〜261.84%増)となっている。  新規上場に伴い調達予定の7億4976万元(約145億円)は、約37%の2億7640万元をバイオ技術薬および新薬研究開発プロジェクトに、約30%の2億2335万元を業務ネットワーク・ブランドづくりプロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
医薬品製造・販売の広東泰恩康医薬(301263/深セン)が3月29日に深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格19.93元に対し、初値は64.29%高い31.00元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-03-29 18:15