富士電機が８．５％高、今期営業益は１５％増を計画

　富士電機 <6504> が大幅高。午前８時３６分に３７円高（８．５％高）の４７１円まで買われている。 　２４日引け後に同社は前３月期決算と今期の業績予想を発表。今期予想は、売上高が前期比２．６％増の７８００億円、営業利益は同１４．７％増の３８０億円、純利益は同１７．５％増の２３０億円を見通した。 　発電・社会インフラ部門で高効率な火力発電設備、地熱発電設備の受注拡大に取り組むほか、食品流通部門ではコンビニ向けのコーヒーマシンや、中国・アジアでの自販機の販売拡大を見通している。 　同社の前期業績は、売上高が７５９９億１１００万円（前々期比１．９％増）、営業利益は３３１億３６００万円（同５０．７％増）。純利益は１９５億８２００万円（同２５．７％減）で着地。パワエレ機器、電子デバイス、食品流通部門が増収となり、コストダウンや経費の圧縮などが利益増に寄与した。純利益は前々期に繰越税金資産の計上があったため、減益となっている。 　また、未定としていた前期の期末配当は、１円増配となる４円と発表。年間では７円（前期は５円）となった。（編集担当：片岡利文）