【北京IPO】締付け固定具メーカーの七豊精工科技、初値は公開価格を13.50%上回る

締付け固定具メーカーの七豊精工科技(873169/北京)が4月15日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は6.00元に対し、初値は13.50%高い6.81元だった。取引開始直後からさらに上昇して一時8.86元の高値をつけ、終値は同22.00%高い7.32元だった。
同社は2001年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。ボルトやナット、アンカーなど締付け固定具の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は建築、軌道交通、倉庫、自動車、宇宙航空などの分野に広く利用されている。また、海外向け販売が全体の7割を占め、米国、日本、カナダ、欧州などの多くの国・地域で販売されている。21年1〜6月期における製品売上比率は種類別ではボルトが73.73%、用途別では建築が43.85%、軌道交通が31.04%となっている。
2021年12月期の売上高は2億1908万元(前期比27.27%増)、純利益は3622万元(同4.23%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が4000万〜4800万元(前年同期比7.96%減〜10.45%増)、純利益が600万〜720万元(同4.58〜25.50%増)となっている。
新規上場に伴い調達予定の1億1000万元(約22億円)は、約63%の6914万元を年産87万点の宇宙航空・交通軌道精密部品技術改良プロジェクトに、約7%の723万元を年産750万点の宇宙航空締付け固定具技術改良プロジェクトに、約10%の1148万元を年産350万点の高速鉄道軌条スパイク技術改良プロジェクトに、約6%の634万元を販売ネットワーク建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
締付け固定具メーカーの七豊精工科技(873169/北京)が4月15日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は6.00元に対し、初値は13.50%高い6.81元だった。取引開始直後からさらに上昇して一時8.86元の高値をつけ、終値は同22.00%高い7.32元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-04-15 16:45