【深センIPO】農村環境マネジメントの湖南省艾布魯環保科技、初値が公開価格を74.01%上回る

 農村環境マネジメントを手掛ける湖南省艾布魯環保科技(301259/深セン)が4月26日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格18.39元に対し、初値は74.01%高い32.00元だった。終値は公開価格を52.53%上回る28.05元だった。    同社は2013年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。農村の生活環境、生態環境、生産環境マネジメントの3大分野向けに投融資、コンサルティング、プロジェクト設計、工事請負、各種設備の製造・販売、薬剤や生態環境修復用植物の生産・販売などを行っており、特に農村、農業における汚水、固形廃棄物、土壌汚染、生態といった問題の解決に取り組む、農村環境総合マネジメント企業だ。湖南省を中心に、湖北、江西、広西、貴州、雲南、四川、安徽などの省・自治区で多くの農村環境プロジェクトを手掛けてきた。  2021年12月期の売上高は5億2175万元(前期比6.09%増)、純利益は7064万元(同19.94%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が6500万〜7600万元(前年同期比12.34%減〜2.49%増)、純利益が1050万〜1210万元(同20.38%〜8.25%減)となっている。  新規上場に伴い調達予定の3億4885万元(約68億円)は、約39%の1億3579万元を土壌修復薬・汚水処理一体化設備生産拠点建設プロジェクトに、約17%の5952万元を研究開発設計センター改良プロジェクトに、約10%の3353万元をマーケティングサービス・技術サポートネットワーク建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
農村環境マネジメントを手掛ける湖南省艾布魯環保科技(301259/深セン)が4月26日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格18.39元に対し、初値は74.01%高い32.00元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-04-26 15:45