上海汽車集団は4月の生産台数が前年同期比62%減、国内生産が大きく減少

上海証券取引所のメインボードに上場している、中国の大手自動車メーカー・上海汽車集団(600104/上海)が5月6日、2022年4月度の自動車生産、販売速報を発表した。
2022年4月度の同集団の総生産台数は15万8159台で、前年同期比62.01%減となった。当月の生産台数が大きく減少したことで、1〜4月の累計生産台数も同11.84%減の142万7506台となった。
会社別では、昨年4月に10万9692台を生産した上海フォルクスワーゲンが2万7307台に留まり、上海GMも昨年4月の7万5711台に対し、今年4月は2万3807台だった。上海フォルクスワーゲンは1〜4月の累計生産台数が前年同期比1.17%減に留まっている一方で、上海GMは同28.67%減と特に大きく減少した。また、上海GM五菱も4月の生産が前年同時期の13万7608台に対して7万2034台に留まり、累計生産台数も44万7618台で同8.66%減となっている。
一方、新エネルギー車生産は昨年4月の5万2560台に対して3万5749台と比較的落ち込みが少なく、1〜4月の累計生産台数は24万5974台で前年同時期より14.95%多い。また、海外拠点生産は順調で、中国国内の輸出用生産分を含めた4月の生産台数は3万9260台で同4.78%減となったものの、累計生産台数は21万1195台で同31.26%増だった。
同集団の2021年12月期の売上高は7798億4578万元(前期比5.08%増)、純利益は245億3309万元(同20.08%増)。22年1〜3月期の売上高は1824億7190万元(前年同期比3.50%減)、純利益は55億1560万元(同19.44%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所のメインボードに上場している、中国の大手自動車メーカー・上海汽車集団(600104/上海)が5月6日、2022年4月度の自動車生産、販売速報を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-05-07 20:15