浙江五州新春集団、風力発電・新エネ車向け軸受生産強化目指し最大約100億円の資金調達を計画

 上海証券取引所のメインボードに上場している浙江五州新春集団(603667/上海)は5月6日、株式の私募発行により新エネルギー車向け軸受製品などの技術改良を行うため最大5億5000万元の資金を調達する計画を発表した。  同社は1999年設立の民営企業で、2016年10月に上海メインボードに上場した。自動車空調用管路、家庭用空調管路、軸受リング・軸受製品の研究開発、生産、販売を行っている。21年10月にはポーランドのベアリング企業FLTを買収した。2021年12月期の売上高は24億2317万元(前期比38.15%増)、純利益は1億2351万元(同98.89%増)。22年1〜3月期の売上高は8億8244万元(前年同期比59.78%増)、純利益は4008万元(同21.10%増)。  同社が6日に発表した公告によれば、公告発表前日時点の総株式数の30%に当たる約9036万株を上限に私募発行を行い、最大で5億5000万元(約107億円)の資金を調達する予定だ。  調達資金は約37%の2億500万元を年産2200万個の4メガワット以上風力発電ユニット用精密コロ軸受技術改良プロジェクトに、約19%の1億500万元を年産1020万個の新エネルギー自動車軸受・部品技術改良プロジェクトに、約14%の7500万元を年産870万個の自動車熱管理システム部品・年産570万個の家庭用空調管路部品のインテリジェント製造建設プロジェクトに用いるとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所のメインボードに上場している浙江五州新春集団(603667/上海)は5月6日、株式の私募発行により新エネルギー車向け軸受製品などの技術改良を行うため最大5億5000万元の資金を調達する計画を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-05-07 23:00