中国天楹、江蘇省で100メガワット時の重力蓄電モデルプロジェクトを発表

深セン証券取引所のメインボードに上場している、中国天楹(000035/深セン)が5月15日、100メガワット時のユーザー側重力蓄電プロジェクトに関する提携合意を結んだことを発表した。
同社は1984年に中国科健有限公司として設立し、93年に株式会社化、94年4月に深センメインボードに上場した。2014年に現社名に変更している。都市環境サービス、廃棄物の処理と利用、環境保護設備の製造、蓄電を中心とした新エネルギー関連サービスを主業務としている。2021年12月期の売上高は205億9267万元(前期比5.83%減)、純利益は7億2898万元(同11.54%増)。22年1〜3月期の売上高は12億4295万元(前年同期比79.18%減)、純利益は4266万元(同65.17%減)。
公告によれば、同社はこのほど、国網江蘇総合エネルギーサービス有限公司との間で重力蓄電技術研究、プロジェクト開発に関連する戦略提携合意を結んだ。戦略提携内容は、協同チームを結成して重力蓄電技術と電力ネットワークの融合発展を推進し、江蘇省南通市如東県で100メガワット時のユーザー側重力蓄電モデルプロジェクトの建設を進めるというもの。同社は重量蓄電の技術的なサポートを行い、モデルプロジェクト完了後に双方がさらに提携して重力蓄電プロジェクトを普及、推進する。
プロジェクトについて同社は、新エネルギーと重力蓄電の一体化技術を踏まえ、発電、電力利用、余剰電力の蓄電、ピーク調整の組み合わせを模索して、重力蓄電技術の応用シーンの拡大を実現し、グリーンな社会の発展に寄与するとしたほか、重力蓄電技術の革新を通じて蓄電コストの持続的な低下、大規模化を推進するとともに、中国国内の重力蓄電産業の発展環境を作り、世界のゼロカーボン産業競争において優位に立つことを目指すとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所のメインボードに上場している、中国天楹(000035/深セン)が5月15日、100メガワット時のユーザー側重力蓄電プロジェクトに関する提携合意を結んだことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-05-15 22:45