【上海IPO】インテリア用布壁紙の浙江聯翔智能家居、初値は公開価格を20.01%高い16.37元

 インテリア用の布壁紙を手掛ける浙江聯翔智能家居(603272/上海)が5月20日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格13.64元に対し、初値は20.01%高い16.37元だった。取引開始後さらに上昇して、終値は値幅制限いっぱいとなる同43.99%高の19.64元だった。  同社は2004年に浙江聯翔刺繍有限公司として設立し、16年に株式会社化して現社名に変更した。布壁紙の研究開発、設計、生産、販売を主業務としており、カーテンなどのインテリア用品の開発、生産、販売や、インテリア工事業務なども手掛けている。刺繍技術に強みを持つ布壁紙メーカーとして中国国内の布壁紙業界のリーディングカンパニーとなっている。売上比率は、布壁紙製品が9割以上を占める。    2021年12月期の売上高は2億7936万元(前期比9.86%増)、純利益は6704万元(同5.16%増)。22年1〜3月期の業績予測は売上高が5200万〜5400万元(前年同期比0.87〜4.75%増)、純利益は879万〜920万元(同6.69〜11.79%増)。  新規上場に伴い調達予定の3億1199万元(約60億円)は、約78%の2億4199万元を年産350万メートルのシームレス布壁紙生産ライン建設プロジェクトに、約16%の5000万元を年産108万メートルのカーテン生産ライン建設プロジェクトに、約6%の2000万元を壁面材料研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
インテリア用の布壁紙を手掛ける浙江聯翔智能家居(603272/上海)が5月20日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格13.64元に対し、初値は20.01%高い16.37元だった。取引開始後さらに上昇して、終値は値幅制限いっぱいとなる同43.99%高の19.64元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-05-20 17:30