【深センIPO】ネットワーク設備OEM生産の深セン市菲菱科思通信技術、初値は公開価格を30.56%上回る

深セン市菲菱科思通信技術(301191/深セン)が5月26日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格72.00元に対し、初値は30.56%高い94.00元だった。終値は同25.03%高の90.02元だった。
同社は1999年設立の民営企業で、2016年に株式会社化した。ネットワーク設備の研究開発、生産、販売を主業務とし、ODMおよびOEM形式にてネットワーク設備ブランドと提携し、スイッチングハブ、ルーター、無線製品、通信設備コンポーネントなどの研究開発、製造サービスを提供している。製品の主なターゲットはプロバイダー、行政、金融、教育、エネルギー、電力、交通、中小企業、病院などの法人、産業向けで、個人消費市場向け製品も手掛けている。20年における同社の市場シェアは、スイッチングハブが1.38%、ルーターが1.05%となっている。
2021年12月期の売上高は22億782万元(前期比45.89%増)、純利益は1億6886万元(同75.54%増)。22年1~3月期の売上高は11億9258万元(前年同期比28.86%減)、純利益は6694万元(同81.18%増)。
新規上場に伴い調達予定の5億397万元(約95億円)は、約40%の2億38万元を浙江省海寧市でのミドルクラス・ハイエンド向けスイッチングハブ生産ライン建設プロジェクトに、約50%の2億5161万元を深セン市でのネットワーク設備生産ライン建設プロジェクトに、約10%の5196万元をスマート端末通信技術実験室建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン市菲菱科思通信技術(301191/深セン)が5月26日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格72.00元に対し、初値は30.56%高い94.00元だった。終値は同25.03%高の90.02元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-05-26 17:45