【北京IPO】自動車用熱交換器製造の威海邦徳散熱系統、初値は公開価格を14.29%上回る

自動車用熱交換器を手掛ける威海邦徳散熱系統(838171/北京)が6月2日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格7.00元に対し、初値は14.29%高い8.00元だった。終値は同27.86%高の8.95元。
同社は2008年に威海友邦汽車零部件製造有限公司として設立した民営企業で、16年に株式会社化して現社名となった。熱交換関連製品の研究開発、生産、販売を主業務とし、パラレルフロー型コンデンサー、パラレルフロー型オイルクーラーなどが主力製品。2000種類あまりの製品モデルを持ち、自動車冷却システムなどの熱交換分野で広く利用されている。
製品は北米、欧州、韓国、オーストラリア、南アジアなどに輸出されており、世界の主要ブランド自動車に採用されている。売上の95%以上がコンデンサー製品で、90%以上が海外向け販売。設計から生産までを請け負うODM形式が売上の90%以上を占める。
2021年12月期の売上高は2億3117万元(前期比49.05%増)、純利益は3640万元(同11.83%減)。22年1〜3月の売上高は6860万元(前年同期比18.98%増)、純利益は1094万元(同12.79%増)。
新規上場に伴い調達予定の1億6456万元(約32億円)は、約70%の1億1641万元を熱交換器デジタル化生産プロジェクトに、約21%の3404万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
自動車用熱交換器を手掛ける威海邦徳散熱系統(838171/北京)が6月2日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格7.00元に対し、初値は14.29%高い8.00元だった。終値は同27.86%高の8.95元。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-06-02 16:45