「時速605km」記録の中国高速鉄道車両、試験走行を初めて実施=中国

 中国メディアの長江日報は26日、中国国務院国有資産監督管理委員会が中国版ツイッター・微博で発表した情報を引用し、「青銅剣」と呼ばれる中国の高速鉄道車両が18日に山東省青島市を出発し、江西省南昌市までの新路線で初めて試験走行を行ったと報じた。  記事は青銅剣について、6両編成で設計速度は時速500km。かつて実験段階において時速605kmの最高速度を記録した高速鉄道車両だと伝えた。最前列車両と最後尾車両が異なる車両デザインを採用しているほか、列車上部には計3つの空気抵抗増加装置が設置され、ブレーキ時は空気抵抗増加装置が作動し、まるで航空機の着陸時のような感覚で減速するという。  さらに記事は、「青銅剣」の研究開発を行っている中国南車の関係者の話として、「青銅剣」が過去に達成した時速605kmという速度は「あくまでも瞬間的に到達したピークの速度」とし、営業速度ではないと指摘している。  中国高速鉄道は最高営業速度を時速380kmと定めていたが、2011年7月23日に浙江省温州市の甬台温線で発生した衝突・脱線事故により、現在は路線または区間によって時速250kmと300kmの2つの制限速度におさえられている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの長江日報は26日、中国国務院国有資産監督管理委員会が中国版ツイッター・微博で発表した情報を引用し、「青銅剣」と呼ばれる中国の高速鉄道車両が18日に山東省青島市を出発し、江西省南昌市までの新路線で初めて試験走行を行ったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-04-26 19:15