【深センIPO】航空機材料代理販売の潤貝航空科技、初値は公開価格より20.74%高い35.04元

航空機材料の代理販売を手掛ける、潤貝航空科技(001316/深セン)が6月24日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格は29.20元に対し、初値は20.74%高い35.04元だった。取引開始後さらに上昇し、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.01%高の42.05元だった。
同社は2005年設立で、20年に株式会社化した。航空材料の代理販売を主業務としており、主に民間用航空機の燃料・オイル、航空機原材料、航空用化学品などで、エクソンモービル、3M、EC、ルフトハンザテクニック、ハンツマン、ランクセス、ボッシュなどの世界的なブランドの代理販売権を取得している。中国国内やアジア太平洋地域の主要航空会社、飛行機修理・メンテナンス企業、飛行機メーカー、OEM工場などが主な顧客だ。2020年における、潤滑油などの航空用オイル製品の世界市場シェアは3.83%、中国市場シェアは23.25%。
2021年12月期の売上高は6億9669万元(前期比3.56%減)、純利益は1億2928万元(同94.14%増)。22年1〜3月期の売上高は1億2300万元(前年同期比28.82%減)、純利益は1880万元(同18.60%減)。
新規上場に伴い調達予定の4億7308万元(約95億円)は、約52%の2億4651万元を航空用非金属材料、複合材料、航空クリーニング用品生産拠点新規建設プロジェクトに、約7%の3499万元を情報化改良プロジェクトに、約12%の5556万元を航空新材料研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
航空機材料の代理販売を手掛ける、潤貝航空科技(001316/深セン)が6月24日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格は29.20元に対し、初値は20.74%高い35.04元だった。取引開始後さらに上昇し、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.01%高の42.05元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-06-24 20:45